役に立ったり立たなかったりの仙台弁講座:
「〜だっちゃ。」
(^◇^)基本的に、標準語の「〜じゃん。」という接尾辞(「〜じゃん」も厳密には標準語ではないようだが。。)と同義で、
相手に対して「〜でしょ、そうだよね?」という、お互いに既知の事項についての確認の意味で用いられます。
例文1:「昨日言ったじゃん。」
↓
「昨日言ったっちゃ。」
例文2:「ほら私んち、6人家族じゃん?」
↓
「ほれおらい、6人家族だっちゃ?」
(^◇^)次のような、自分の感想を述べる際に使う「〜じゃん」の場合は、用いる語がちょっと異なります。
例文3:「やるじゃん!見直したよー」
↓
「やるなや!見直すたー」
例文4:「その髪、かわいいじゃん。」
↓
「その髪、めんこいごだー。(めんこいなやー、も可)」
例文4’:A「この髪、変じゃない?」
B「変じゃないって!かわいいじゃん。」
↓
A「この髪、おがしぐねぇがや?」
B「おがしぐねぇって!めんこいっちゃ。」
この例文4’の場合は、「かわいい」ということについて相手に同意を求めるニュアンスがあるので、「〜っちゃ」を用います。
(^◇^)以上、「〜だっちゃ」を一言でまとめると、
「相手の同意が前提の”〜じゃん”と同じ」、ということになるかと思います。
なので、例えば「うる星やつら」のラムちゃんの「〜だっちゃ」用法の一例を仙台弁として訳すと、
「ダーリン、好きだっちゃ!」
↓
「ダーリン、好きじゃん!」
「テンちゃ〜ん、どこに行ったっちゃ〜?」
↓
「テンちゃ〜ん、どこに行ったんじゃ〜ん?」
ということになったりします。
ラムちゃんの「〜だっちゃ」は、仙台弁とはまったく別物の、かわいらしい独自語尾である、ということですね。
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(^◇^)余談・あゆこ的お気に入り「だっちゃ」の用い方:
→「んだっちゃだれ〜。」
↓
標準語に直すと:「そうに決まってるじゃん。」
例文5:A「ここから仙台に戻るには、1時間じゃ無理かー。」
B「決まってるじゃん(無理だよ)。」
↓
A「こっから仙台さ戻んのは、1時間では無理がー。」
B「んだっちゃだれー。」
「だれ〜」は特に意味はなく、単なる間投詞ですが、
「おいおい、そうに決まってるじゃん、今さら何言ってんの。」という、呆れている気持ちをこの「だれ〜」で表すことができます。
主に、ケンカ腰の会話で用いられます。
バリエーションとして「んだっちゃ、どごさ〜。」、ニュアンスは「んだっちゃだれ〜」と同じ。
なお、「だれ〜」は「誰がそんな(バカな)ことを言う?」「誰がそんなことをする?」、
「どごさ〜」は「そんなことがどこにある?」「そんな人がどこにいる?」等というところから
きている、という推測も立ちます。