映画 『 鋼の錬金術師 』 2017年12月1日全国公開
原作を読んでいない、アニメも観ていない、そんな私による劇場版(実写版)ハガレン感想です。
最初に思ったのは、「有名な人が出過ぎ」。佐藤隆太君とか國村準さん、小日向さんとかが、なんか知った顔そのまますぎて、物語の世界になかなか入れなかった。もうちょっと見た目変えてほしいわーと思った。大泉洋ちゃんも最初出てきた時点ではそんな感じだった。(洋ちゃんについては後述)
でもそんな中でも、ディーンさんは最初っから良かった。蓮佛さんも。夏菜ちゃんも。金髪にしろってことでもないんだよねー、ディーンさんも夏菜ちゃんも言わば見た目はそのまんまなので。でも良かった。(夏菜ちゃんは話が面白くなってきてからの登場だったかと思うのであまり気にならなかったのかもしれない)なんだろ何が違う?前述3人さんと後述3人さんはいったい何が違うんだろうかと考えたら、前述3人さんはその人ご自身としてのキャラが強い?ってことなのかな?そういう方々はぜひ髪型を変えるとか何かして、その人自身が出ないように作り込んでいただきたいと思いました。隆太君は眼鏡かけてたけど隆太君でしかなかった。。いい役だっただけに惜しい。
松雪さん始めホムンクルスさん達はそういう意味では異次元の出来。すばらしい。まあ人間じゃない役だからそうせざるを得ないよね。それにしてもすばらしかった。できれば人間たちも作り込みを。。せめて「隆太君」とか「小日向さん」に見えないようにしていただきたかった。
洋ちゃんはマッドサイエンティストになってからはすごい良かった。そこらへんから物語に入り込めたかもしれないなー私は。ていうか洋ちゃん出てるって知らなかった!だって今「探偵はBARにいる3」も上映されてるじゃん!!と思って驚いた(笑)宣伝はそっちに行っててくれてよかったな〜と正直思いました。こっちでもけっこう重要な役だから、宣伝要員じゃなくてよかったなぁとネタバレ嫌いの私は思ってしまいました。そんな洋ちゃん(タッカーさん)のマッド錬成からつながる話の一連は面白かった。大ボスはやはりお前かっていう、まあひねりはないんだけど、「小さいお子さんでも観られるように」(0巻より)諸々してあるということの一環なのだろうと。
松雪さん(ラスト←役名)が火で焼かれる時の「死ねるの…?私も…」(←うろ覚え)っていう言葉がいちばん泣きポイントだったな。泣きはしなかったけど泣きそうにはなった。化け物で死ねないっていうのはある種の業苦だな確かに。あとエンドロールのさらに後の映像、あの焼かれた人型の髪型が最初ウィンリィかと思って、「え…この先バッドエンド…?」ってなったんだけど、ちょろちょろっと出ていった緑色の生き物、あれカメレオンかな?ってことはあの変幻妖術の奏多君(エンヴィー)か?そうかさっき焼かれたエンヴィーね。と思って納得しました。そしてあのちょろちょろカメレオンが生き残ってたということはまだホムンクルスさん達も終わりではないと。続篇を期待させますねぇ。ちょっと前後しますがエンドロールでかかってたMISIAの主題歌「君のそばにいるよ」、とても良かったです。宣伝とかで断片的に聞いた時はバラードっぽかった気がしてたけど、バラードじゃなくてアップテンポの躍動感ある曲だった。すごくいい。これからまた違う方法でアルの体を取り戻す、必ず、って決意する結びにぴったりの、これからへの飛躍を感じさせる曲だなぁと思いました。次への飛躍。続篇続篇(期待)
ストーリー全体を通して言うと、焔の錬金術師がいちばん頑張ってた気が(笑)鋼のエドも錬成して壁作って防いだりはしてたけど、やはり攻撃が最大の防御だなと焔の大佐を見てて思いました。途中でエンヴィーが化けた偽物も出てきて、敵なのかと思わせられたりもしてたけどそうではなく、むしろエドよりも大活躍っていうか。エド実質何もしてない気すらする(笑)でもそういうのこそ少年漫画だなって感じ。周りによって引っ張られたり巻き込まれたりして成長するのが少年漫画の主人公かなと思うので。
山田さんは、ツイッターにも書いたけど漫画っぽいっていうか2次元っぽくて良いと思いました。0巻読んで12歳って知ってびっくりしたけど(さすがに12歳には見えない)、お兄ちゃんとしての思いがあふれるあの深いまなざしとかがすばらしかったので、12歳に見えなくても別にいいのかなと。翼ちゃんもそんな感じ。幼なじみってことは同じ歳ぐらいなんだよね、やっぱりさすがに12歳には見えないけど、幼なじみの気のおけないぎゃあぎゃあ感とかは良かったなと思いました。ただしウィンリィは、大詰めのバトルをそばで見てる時の格好が、普通にそのへんの街角に立ってる休日のOLみたいな格好だったので(笑)それはどうなんだー!と思いながら観てたけど、でも0巻読んだらもともと普通っぽい格好してる子なのかなと思ったので、あとから思えばまあ無問題かな。最初のほうで着てたワンピースとかは物語の中の女の子って感じで良かったな。
特典として配布された「0巻」も面白かった。原作の焔の大佐のビジュアル、ディーンさんそのまんまだな。。ハマり役。原作者さんと監督の対談を読んで、映像の技術がすごいってことがわかりました(←ざっくりとした理解)もうほんと、どれがCGでどれがそうじゃないのかとかは私には全くわからなかった。壁から柱出てくるとかそういうのはCGだろうなと思うけど、エドとアルの触れ合うシーンとか喧嘩シーンとか、違和感は全くなかったです。アルはCGだったのか〜とあとから思ったぐらいなので。今度はそのへんに注目してもう1回ぐらい観に行きたいなぁ。あとお母さんの錬成シーンってそんなに気持ち悪かったっけ。。私の記憶にはそこまで気持ち悪いものとしては残ってない。これももう1回観て確かめたいところです。
あとこの映画には直接関係ないけど、作者の荒川弘さん、「銀の匙」の人なのか〜!と思ってびっくりした。知らなかったので。銀の匙も読んだことないけど読んでみたい漫画の1つ。あと女性だってことも知らなかった。久保ミツロウ先生といい、漫画家さんはお名前から性別がわからない時がありますね(いろいろちゃんと調べてないだけ。。)
まとめ。
本来あまり観に行かないタイプの作品なので、どんなもんかなと思いながら観ましたが、先ほど書きましたように、話が動いてくるあたりからは面白かったです。そこまでは何ていうか世界とか人物の相関の紹介みたいな感じ?一部の俳優さんたちの造形がなかなかその世界に入り込ませてくれないという難点(たぶん私にとっての個人的難点)もあって、話が面白くなるまでが長かったかなぁという印象です。
でも、もう1回ぐらい観に行きたいと思うぐらいなので、悪い印象ではないです。ひさびさに少年漫画的な映画観れて面白かった。原作も読んでないし最初ぜんぜん観に行こうという気はなかったんだけど、実写化そのものに対する酷評、できあがった実写版を観ての揶揄、そういうのをツイッターとかで見るにつけ、「え、そんなになの??」という逆の興味が(笑)原作を読んでない私が観てもそんなにひどいのかな??という興味(疑問)が、この映画を観に行った理由です。結果、どうなんだと思う点は無くはなかったけど、そこまでひどくもないかなぁと。全体的に若年層向けかなとは思うけどね。実際に自分で観ていろいろ確かめることができたのでよかったです。そういう意味では煽ってた人達にありがとう。ツイッターに書いたけど、揶揄されてたことがらについては、『とりあえず、あっ、わき毛ってこれ?とか、排水溝ってこれ?っていうのが、かなり序盤、本筋に入る前みたいな感じだったので全く問題なくてよかった(笑)あと墓石?も、そんなこと思い出しもしないぐらい冒頭のことだったので全然問題なかった』という感じでした。むしろ序盤のことばっかりだったので煽ってた人達の優しさすら感じた(笑)重要なシーンなのにそういうの気になって観れないってことは全然なかったのでよかったです。(あ、ウィンリィの服装を除く。。これは私が思った個人的な難点。0巻読んで今は解決されたけど)
あとこれもツイッターより:『ファン目線で見ると山田萌えポイントいっぱいあると思う。私がいちばん好きだったのは兄弟ゲンカで地面に投げ出されてる時の顔。他にも表情豊かで良かったよ』。←上のほうに書きましたが、お兄ちゃんとしての思いがあふれる深いまなざしとか、他にも、ウィンリィを愛しそうに(短い時間だけど)見るとか、憎悪に燃えた今にも咬みつきそうな顔とか、印象的な表情たくさんあった。セリフもそうだけど、表情とかまなざしとかからも「あふれ出る」タイプの役者さんだなぁと思いました。
またエドの活躍とか、喜びとか苦悩とか見たい。続篇!期待!アルの体を取り戻すまで旅は続くよねぇ期待期待(^人^)
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